メリット多数!注目の無足場工法とは?

2021年07月30日

無足場工法とは?

マンションなどの建物で外壁の塗装工事や防水工事を行う場合、建物の周囲に足場を組んで行うことが一般的です。

しかし足場を組んでしまうと、工事期間中は風通しや日当たりが悪くなるほか、居住者は業者からのプライバシーの確保を気にする必要もあるため、住空間の快適性が損なわれてしまうことになります。

それだけでなく、 足場の組み立てや解体が実際の工事費用以外に必要となってきますし、組み立てや解体のために工期も長くなってしまいます。

そこで注目されているのが、足場を組まずに外壁工事を行う無足場工法です。
外壁工事は今でも足場を組み立てて行うことが一般的ですが、無足場工法で外壁工事を行う業者も増えています。

無足場工法の種類

無足場工法には施工する際の方法が3種類あります。

ゴンドラ

屋上に設置した装置からゴンドラを吊り下げて、そのゴンドラを上下や左右に移動させ作業員が外壁塗装や防水工事をしていく方法です。
高層ビルなどの窓拭きでよく見かけるのと同様の方法となります。

ゴンドラがあるため作業効率は良く、塗装や工事をする箇所が広範囲だったとしてもスムーズに作業を進めていけるという特長があります。

ただ、ゴンドラを運用するためには、ゴンドラ操作職人と専門の職人の2人が必要となるため、ブランコやロープアクセスの工法と比べると機動力や費用などの面では劣るようになります。

ブランコ

ロープを通したフルハーネスを作業員が装着し、屋上から外壁を伝っていき作業箇所まで下降りていき作業を行う方法です。

かつては山岳レジャーの道具を使用して工事を行うなど、安全性に疑問を感じる業者もいたのがこの工法です。
しかし2016年には労働安全衛生規則の中で「ロープ高所作業特別教育」というゴンドラと同じ扱いで認められるようになっています。

外壁の補修する箇所や塗装する箇所が広い範囲にわたるときには、ブランコでは移動範囲が限られるためにゴンドラと比べて作業がしにくくなります。

ロープアクセス

特殊な産業ロープで固定された作業員が屋上から吊り下がって行う方法のことです。基本的にはブランコと同様の無足場工法ですが、安全基準に準拠した産業用の工具を利用して吊り下がっていくところだけがブランコとの違いです。

ロープアクセスという工法がスタートしたのは海外で約40年前、日本では約20年前という歴史が新しい工法となります。
最初は安全性が疑問視されていた工法ですが、最近では専門工具が普及してきたほか、業者が安全性に対する努力をしてきたこともあり、ロープアクセスの信頼性や安全性も認められるようになっています。

外壁の補修する箇所や塗装する箇所が広い範囲にわたるときには、ブランコと同様、移動範囲が限られるためにゴンドラと比べて作業がしにくくなります。

無足場工法のメリット

無足場工法で行う外壁工事には、以下のような4つのメリットがあります。

狭い場所でも作業が可能!

足場を組み立てて外壁工事を行う場合には、隣の建物との間に足場を組めるだけの幅が必要です。
足場を組むためには、一般的に隣の建物との間が60cm程度必要になります。
そこで、建物と建物の間の距離が狭すぎると、足場を組めない可能性があります。

その点、無足場工法であれば、作業員が通ることができるスペースである最低40cm程度が空いていれば、作業を行うことが可能です。

足場を組まないから工期が短縮、費用も削減!

マンションなどの建物の規模によって変わってきますが、足場の組み立てと撤去には合わせて10~20日程度の期間が必要になってきます。その点、無足場工法の外壁工事であれば足場が必要ないため、工期を短縮することができます
同時に、工事費用の削減も可能です。

ピンポイントで作業ができる!

特定の箇所や特定の部屋だけなど、ピンポイントの工事でも、足場を組まないためにすぐに作業をスタートすることができます。

圧迫感がなく、防犯対策も万全!

足場を組んで行う外壁工事の場合、マンションなど建物全体に足場を設置するだけでなく、外壁塗装時や外壁洗浄時などの飛び散りを防ぐために養生ネットも外壁全体に張られることになります。

そのために各住戸への風通しや日差しが妨げられてしまいます。
窓からは外の景色も見られなくなり、3ヵ月~6ヵ月という長い期間、圧迫感を感じる生活をしていかなければなりません。

また工事期間中は足場を設置したままですから、作業員以外の第三者がベランダへと侵入するというような防犯上の懸念もあります。

その点、無足場工法では、足場も養生ネットも必要ありませんので、工事期間中も居住空間の快適性が保たれるようになります。

ご近所への負担を軽減できる!

隣の建物との間が狭い場合、隣の敷地を借りて足場を組む必要が出てくるかもしれません。
また、足場の組み立てや撤去にはかなり大きな音も発生します。

このように足場工法ではご近所さんに負担をかけてしまう場面も懸念されますが、無足場工法ではその負担を軽減することができます。

無足場工法のデメリット

無足場工法には多くのメリットがあるだけでありません。以下のような3つのデメリットも存在します。
メリット・デメリットの両方を把握して、どちらの工法を選ぶのかを検討するようにしましょう。

形状によって作業できない建物がある

マンションなど、建物の形状によっては無足場工法での作業ができない場合があります
無足場工法ができない可能性があるのは、以下のような場合です。

  • ロープの固定やゴンドラの設置ができない三角屋根の建物の場合
  • 20階程度以上の高層マンションの場合
  • 建物の一部が突出(オーバーハング)している箇所の作業の場合

広範囲の修繕箇所には適さない

無足場工法で外壁工事を施工するときは、作業員が器具を装着して作業するか、ゴンドラに乗って作業をします。
そのために、どうしても足場を組み立てて施工するときよりも移動できる範囲は狭くなってしまいます。

また、補修箇所が終わると、いったん屋上に上がってから次の補修箇所へと降りていくといったことを繰り返す必要があります。
そのため、劣化している外壁が広範囲な場合や修繕箇所の数が多い場合、外壁の全体を補修しなければいけない塗装工事の場合などは手間がかかるために作業効率は悪くなります。

依頼者が施工後の確認ができない

無足場工法の場合、ゴンドラ工法で施工するにしても、ブランコ工法やロープアクセス工法で施工するにしても、その施工場所には作業員しか立ち入ることができません。
そのため、施工後の状態は業者が撮影した写真を見て確認するような形になります。

もし施工後の状態を居住者様やオーナー様などが「自身の目で確認しておきたい」という場合にはおすすめできません。

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