見た目をキレイにするだけじゃない?外壁塗装のメリットとは?

2021年06月23日

家を新築してから10年が経ち、そろそろ外壁を塗り替えたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。外壁塗装を行うと、家の見た目がキレイになり新築住宅のようになります。しかし外壁塗装には、見た目だけでなく、家を長持ちさせたり、機能性を持たせたりするというメリットもあります。

目次

意外に多い外壁塗装のメリット

外壁塗装は、ただ「壁が汚くなったから塗り直す」というだけではありません。住宅の外壁塗装を行うことで、住まいを一新し新築のような外観になるだけでなく、外壁の塗装膜の性能を再生させて住宅をダメージから守り、家の構造と寿命を長持ちさせるというメリットも生じます。

住まいが一新!新築のような外観に

住宅の外壁は、日々、風雨や紫外線に晒されています。そのため、年月が経つことで、外壁が色あせたり、塗膜が汚れたり劣化したりします。こうなってきた外壁を塗り直すことで、外壁の塗膜を美しくすることができ、新築時と同じような外観を取り戻すことができます。

また、外壁塗装をする際は新築時とは異なった色味に変更してデザインを変更することが可能ですので、気分転換につなげることもできます。

建物をダメージから守る

外壁の下地は、塗装の皮膜で守られています。しかし年月が経過していくと塗装が劣化して、ひび割や剥がれが起こります。さらに、皮膜が破れると、家の柱や土台などの部分までダメージが及ぶことがあります。もし、柱や土台まで雨水が浸入してしまうと、家の中にカビやシロアリが発生してしまうことになります。

外壁塗装には、このようなダメージから家を守ることで、住まいの資産価値を高める役割があります。

なお、外壁塗装を行う塗料には、特定のダメージから家を守るための様々な機能を付加したものも存在します。

防水機能

通常の外壁塗料にも雨水を通さない性質があります。ただ、外壁にひび割れが生じてしまうと、そこから雨水が浸入することになります。

しかし、伸縮性の高い塗膜で雨水を侵入させない防水機能を持つ外壁塗料もあります。この機能を持つ塗料を塗装すると、外壁がひび割れても塗膜が伸びて隙間を覆ってくれるので、雨水の浸入を防いでくれます。

遮熱機能

太陽熱を反射させ、外壁の温度上昇を軽減する機能が遮熱機能です。夏になると家の中温度が高くなり過ぎるという住宅の場合、エアコンの設定温度を上げて、電気料金を節約できるというメリットがあります。

防汚機能

外壁の汚れを自動的に軽減するのが防汚機能です。近年では、太陽光が当たることで汚れが分解されていく光触媒機能雨水によって外壁の汚れが流れ落ちるセルフクリーニング機能が有名です。大通りに面しているなどで外壁が汚れやすい住宅に住んでいる方に最適な機能です。

防カビ・防藻機能

日当たりが悪い場所や水辺に近い場所にある住宅だと、外壁にカビや藻が発生しやすくなります。防カビ・防藻機能がある塗料であれば、塗装するだけでカビや藻の発生を防げるようになります。

外壁塗装のタイミングはいつ?

耐用年数が長い塗料や機能性を持つ塗料であればそれだけ価格も高くなります。そこで、外壁塗装には耐用年数を重視するか、コストを重視するか、機能性を重視するかなど、重視するポイントを決め外壁に塗装する塗料を決めることが大事です。

なお、塗料メーカーは家を新築するときに塗装することを想定し耐用年数を決めていますので、各メーカーが発表している耐用年数はあくまでも目安として考えておきましょう。

塗料の種類によって耐用年数がこんなに違う!?

外壁塗装に使用する塗料の種類によって、耐用年数や特徴が大きく異なってきます

塗料 耐用年数 特徴
アクリル塗料 5~7年 耐用年数はあまり長くありませんが、コストパフォーマンスは高い塗料です。ただ、他の外壁塗料と比較した場合、汚れやすく耐久性には劣るというデメリットがあるため、近年ではあまり使われていません。
ウレタン塗料 7~10年 耐久性は安定しており、コストパフォーマンスが高い外壁塗料です。汚れや色褪せに強く、価格と比較して耐久性や施工性などのバランスが良いのが特徴です。ただ最近ではシリコン塗料に押され、あまり使われなくなってきています。
シリコン塗料 8~15年 耐久性に信頼があるため、外壁の塗り替えをはじめ、住宅の屋根などでも多く使用されている塗料です。汚れ・色落ちに強く、防カビ性・防藻性などを持っているため、現在の主流となっている外壁塗料です。
ピュアアクリル塗料 12~15年 トップクラスの耐久性を持つ外壁塗料です。ただし、値価格的に高額となるため、塗装面積が多い場合にはコストがかかってきます。防水性に優れていますが、気温が低いと乾燥しにくいのいで、冬場は工期が長くなりがちです。
フッ素塗料 15~20年 耐用年数がもっとも長いタイプの外壁塗料ですが価格も高くなっており、住宅よりもビルや商業施設などで使われることが多くなっています。ただ、光沢感があり防汚性も高いことから、近年では住宅の外壁用途にも使われることがあります。
耐久性もトップクラスです。
光触媒塗料 15~20年 太陽光を反射してくれる効果があるので、室内を快適な気温に保ってくれる外壁塗料です。省エネやエコなどにも配慮できるため、補助をしている自治体もあります。
耐久性もトップクラスです。

こんな症状が出たら塗り替えのタイミング!

外壁塗装の耐用年数にかかわらず、外壁に以下のような症状が発生したら塗り替えのタイミングです。このような状態が目立つようであれば外壁塗装を検討するようにしましょう。

症状 特徴 原因 対応
色あせ・ツヤがなくなる 外壁塗膜の色があせたりツヤがなくなったりする。 太陽光の紫外線や風雨が影響する。 とりあえず経過観察を行う。
コケ 外壁にコケが生える 住宅が、日当たりが悪い場所や水辺に近い場所に足っている。 とりあえず経過観察を行う。
クラック 外壁にひび割れが入っている。 乾燥によってモルタルが収縮した。あるいは、建物に構造的な歪みがある。 外壁のひび割れから雨水が浸入してくるので、早急に外壁の塗り替えが必要となる。
チョーキング 外壁全体にチョークの粉のような、細かい粉が付着する。 長年、直射日光、風雨などにさらされたことによって、塗装の表面が劣化して発生する。 近いうちに外壁のひび割れやカビの発生などにもつながるので、早急に外壁の塗り替えが必要となる。
シーリングが切れる サイディングボードなどの継ぎ目のシーリング材(コーキング材)が裂ける シーリング部分が劣化して亀裂が起こる。 住宅内に雨水が浸入してくる可能性があるので、早急に外壁の塗り替えが必要となる。

外壁塗装は株式会社リンクにご相談ください

株式会社リンクでは、外壁の防水性を蘇らせ、低下した強度を回復し、雨風に強い家にするための外壁塗装を行っています。外壁塗装を行うことで美観が良くなり、住宅の資産価値を高めてくれます工事期間を大幅に短縮できる無足場工法による外壁塗装にも対応しています。

株式会社リンクには、職人歴20年以上の経験を持つ熟練者と、国家資格である一級建築士・一級建築施工管理技士を持つスタッフといったプロ人材が多数在籍し、丁寧で長持ちする外壁塗装を行っています。現地調査からお見積もりまで、すべて無料で対応いたします。

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