止水工事
止水工事とは、漏れ出している部分に蓋をすることで水の浸入を止める工事のことです。
一般的にコンクリートや外壁材のつなぎ目などは経年によってひび割れがおき、雨が侵入して内部から素材自体を劣化させてしまいます。
防水工事で外部からの水の浸入を食い止めることは可能ですが、すでに内部に水が漏れ出している場合は防水工事を行っても意味がありません。
そのため建物内部のどこから水が漏れているのかを突き止め、止水工事をすることが必要となります。
ただ、止水工事は建物の構造や使われているコンクリートの性質に対する知識が必要なため、どの業者でも対応できるわけではありません。
防水工事でも食い止められない漏水を止水工事で止めることは、コンクリートの劣化を止めるなどメリットも多いのですが、経験豊富な業者でなければ対応できないことに注意が必要です。
このような症状があったら止水工事の可能性があります
地下室の漏水
壁の漏水・シミ
天井の漏水・シミ
実際に漏水している映像
ハイインジェクション止水工法
ハイインジェクション止水工法は、水と接するコンクリート構造物の漏水を局部的に止水する工法です。
本工法は、漏水箇所に計画的に注入口を削孔し、特殊注入用パッカー『HP-70』に より水みちとなる微細な隙間を高圧で注入する信頼性の高い止水工法です。
施工手順
1 コンクリートの削孔
漏水箇所又はその周辺より、漏水箇所を貫通するように、振動ドリル等でコンクリートを削孔し、注λ孔を設けます。
2 HP-70の定着
注入子Lを清掃し、HP-70を 挿入します。 HP-70を右回しに回転させ て締め込むことで、HP-70 のゴム部分が広がり、注入孔 に固定されます。
3 止水材の注入
HP-70のニップル部にノズルを接続し、高圧注入機を用いて、注入を行ないます。
4 HP-70の撤去
注入材の硬化後(約1日後)、 ハンマー等でHP-70を取り外します。ただし逆止弁機能 付きのNRタイプの場合は、注入完了後、すぐに取り外し が可能です。
5 埋め戻し
急結セメント・シール材等で、 注入孔を埋め戻して、作業完了です。
止水工事の施工までの流れ
止水工事の目安費用
止水工事 | 200,000円~/1式 |
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※参考金額になります。
※詳細なお見積もりは現地調査後にご提出させて頂きます。
作業風景
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防水工事で対応できない地下の漏水や水まわりの漏水には止水工事がおすすめですが、基本的には防水工事でほとんどの漏水を防ぐことができます。
ただ、ベランダやバルコニーといった狭い範囲であれば防水塗装で対応できますが、屋上や屋根の防水工事は全面に防水工事・補修をする必要が出てきます。
当社ではビルやマンションに対応したウレタン防水工事、軽くて耐久性のあるFRP防水工事、メンテナンスがほぼ不要な塩ビシート防水工事などに加え、工場の塗床といった専門的な技術が必要となる様々な工事に対応可能です。
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